子供が順調に育っているときはいいのですが、子育てなので常に順風満帆とは限りませんよね。特に子供が小学生くらいになると、、それまで幼稚園や保育園で許されていた自由な振る舞いも許されなくなることが増えてきます。学校・先生・友だちなど、距離感の取り方も微妙なことも多いため、早い子だと小学1年生から不登校になる子も珍しくありません。
うちは小3で行き渋りがちになり、小4でほぼ不登校の状態になりました。この年頃になると学校での出来事もなかなか話しませんし、不登校になっている要因がどんなところにあるのかを把握するのが難しくなるため、親としてもヤキモキするだけして無駄になることも多いですよね。私の場合は、いじめがなかったことを知って安心したタイプですが、割り切れない親御さんだと学校との付き合いも難しくなってしまいます。
子供が不登校になっても学校との付き合いは意外とあります。というのも、さすがにずっと不登校を続けるわけにもいかないとなった場合、学校以外の選択肢も考えると思うんですね。例えば、オルタナティブスクールなどに通って出席認定を申請する場合、学校長との連絡を密に取らなきゃいけない環境に身を置くことになります。その際に学校との関係が悪くなっていると、余計な感情が邪魔をして校長先生との話し合いもしにくい状況が生まれてしまいます。
オルタナティブスクールは今の時代オンライン上にも存在します。オルタナティブスクールは学校のカリキュラムには囚われない、その子の個性を重視した教育が魅力ですが、出席認定を申請する場合はいかに学習履歴を記録として保管して、その記録を学校長に認めてもらう手続きが必要です。オンラインのオルタナティブスクールであるSOZOWスクールの口コミを確認したらわかりますが、好きなことを自由に選べて学ぶことをメインにしながらも、通信教材を使って5教科の学習環境も整っていることがわかります。
単に出席認定を取るだけならSOZOWスクールのようなフリースクールを選ぶよりも、5教科学習をメインにしたフリースクールを選んだ方が確実です。ただ子供がそれを望んでいるのか、親御さんのほうもフリースクールにしっかりと5教科学習をやってもらいたい思っているのかというと違うような気がします。フリースクールやオルタナティブスクールには、既存の教育にはない新しい学びを求めますよね。でも高校進学や大学進学の選択肢を幅広く持つためには、出席認定を取っておくことも必要です。
ある意味、せっかく不登校になって子供が自分で学びたいことを選べる環境に身を置いているのに、出席認定制度のおかげで完全にそちら側に振り切れないないのは、ちょっと皮肉な感じもしますよね。それでもSOZOWスクールみたいな居場所はオンライン空間にも必要です。子供時代に好きなことをたくさん学べる環境は、自己肯定感を高める意味でも必要だと感じました。
不登校の出席認定制度が持つありがたさと皮肉